住職のひとりごと (令和6年11月11日)

境内お堂の本坪鈴と鈴緒

 令和6年7月6日の『住職のひとりごと』で、西方寺墓地入口の小さな地蔵堂(下の写真 左側)の本坪鈴(ほんつぼすず)と鈴緒(すずお)を新しくした事を書きました。2.3寸(横幅直径6.1cm)の本坪鈴と1.2尺(36cm)の鈴緒(下の写真 右側)を新しく付けた事を書きました。

 西方寺の境内には大きな地蔵堂(下の写真 左側)もあります。その本坪鈴と鈴緒も新しくしました。4寸(横幅直径12cm)の本坪鈴と4尺(120cm)の鈴緒(下の写真 右側)を新調しました。

 西方寺の境内には弁財天堂(下の写真 左側)もあります。その本坪鈴と鈴緒も新しくしました。5寸(横幅直径15cm)の本坪鈴と5尺(150cm)の鈴緒(下の写真 左側)も新調しました。

 大きな地蔵堂に取り付けた4寸の本坪鈴と4尺の鈴緒とを最初は弁財天堂に取り付けたのですが、鈴緒の長さが少し短い気がして、4寸の本坪鈴と4尺の鈴緒とを大きな地蔵堂で使うことにし、弁財天堂用に5尺の鈴緒を準備しました。5尺の鈴緒に合う本坪鈴は5寸ということだったので、5寸の本坪鈴を弁財天堂用に新調しました。

 以前(令和6年7月6日)の『住職のひとりごと』にも書いたないようですが、 『緒』と言う言葉には、『魂をつなぐもの・いのち・玉の緒』と言う意味があります。そして『ヘソの緒』と言う言葉もあります。『ここ』と『向こう』を繋ぐものとしての『鈴緒』なのです。

 この鈴緒の先は、ずぅーと伸びて、仏様の世界のお地蔵様に繋がっている。この『鈴緒』に触ることによって、この『鈴緒』を振ることによって、お地蔵様のお力を頂くことができるのです。

 鈴を鳴らすことは参拝の合図だけではなく、お地蔵様に鈴の美しい音をおそなえする意味があります。 お地蔵様におそなえすると同時に、鈴の音は、それを鳴らす私たちの心をも美しくしてくれます。

 西方寺へお参りに来られた折には、地蔵堂や弁財天堂の鈴緒を振って、鈴を鳴らして下さい。