住職のひとりごと(令和5年11月1日)

茶室『無量寿庵』風炉から炉へ

 茶室では10月までは風炉ですが、11月からは炉になります。昨日の夜、今年最後の風炉ということで棚(更好棚)のお点前をしました(下の左の写真)。今朝、風炉から炉への模様替えをするので、風炉の写真を撮りました(下の右の写真)。どちらもiPhoneで撮ったのですが、左の写真は蛍光灯下で、右の写真は蛍光灯を点けずに自然光(太陽光)の下で撮ったものです。こんなにも色合いが異なるものなのですね。

 6ヶ月間片付けておいた炉縁も出してきて、風炉から炉に替えました(下の左の写真)。風炉は遠赤外線の電気炭でしたが、炉は電気式ではなく、昔ながらの炭です(下の右の写真)。

 『てらギャラ』の時に茶室を椅子式にした『ふげつ工房さんの"なごみ"』、今は座敷に置いてあります(下の左の写真)。今日、ふげつ工房さんから”なごみ”用の電気炭炉壇が届いたので、炉仕様に替えました(下の右の写真)

 電気炭炉壇なので(下の写真)、炭を起こす必要がなく便利ですが、炭の方が風流ですね。この写真の炉縁は、母が茶室『無量寿庵』で使っていたものです。いわゆる古材で作ってある炉縁で、塗りの炉縁とはまた異なった趣があって良い感じです。

 早速、茶室で、『炉 運びの薄茶点前』のお点前をしようとしたのですが、6ヶ月も経つとすっかり忘れて閉まっています。YouTube を見ておさらいをしてから何とかできました。座敷の"なごみ"でも『炉 運びの薄茶点前』のお点前をしました。あやふやなところがあるので、再度 YouTube を見て復習です。